京都府京都市&宇治市|京都初よりみち、定番観光スポット伏見稲荷の千本鳥居と宇治平等院へ
富山、福井の北陸から鳥取、島根の山陰と日本海側の地域をよりみちして、最後に京都へよりみちしました。京都にトイピアノを持って訪れるのは初めてです。初めてということで、定番スポット2箇所を巡りました。伏見稲荷大社と、宇治です。宇治では改修が終わったばかりの平等院と宇治上神社によりみちしました。
日時:2015年3月
エリア:京都府(京都市伏見区、宇治市)
富山県の舟橋村で演奏会をした後、福井県、鳥取県、島根県と日本海側の地域をよりみちして回りました。最後に京都の伏見稲荷へ。
よりみちスポット
京都から伏見稲荷大社へのアクセス
京都駅からよりみちスタートします。駅からは京都タワーが見えます。ここから歩いていきたいのは山々ですが、今回は伏見稲荷によりみちです。
しかしながら、いつ見ても京都駅前のバス乗り場の行列はすごいですね。バスはほぼ時刻通りこないと思った方がいいくらいです。京都に行くときは、なるべく地下鉄などの鉄道を利用して近くまで行って歩くことが多いです。その方が、時間の都合がつけやすいです。
伏見稲荷大社までは、2つの行き方があります。
京都駅からJR奈良線で2駅「稲荷駅」に行く方法。こちらは駅を降りるとすぐ目の前に伏見稲荷大社があります。
もう一つは、京阪電鉄の京阪本線で「伏見稲荷駅」にまで行く方法。こちらは、お土産物や飲食店が並ぶ参道に近いです。ただし、京阪は京都駅を通らないので、鴨川沿いの京都の別の観光地から向かうときに便利です。
今回は京都駅から乗るので、JRで稲荷駅に向かいます。稲荷駅の駅舎はこじんまりとした感じ。稲荷神社の雰囲気に合わせて、朱色のラインが多く使われています。稲荷駅に着くと、わんさか人が降ります。この駅前の通りは意外と車の往来も多いので、道路を渡る時は注意しましょう。
伏見稲荷大社の千本鳥居へ
稲荷駅の向かい側がすぐ伏見稲荷大社の入り口です。
それにしても人が多いです。それもそのはず・・・日本の観光スポット、口コミスポット人気ナンバーワン!!!(2014年)
やっぱり、たくさん並んだ千本鳥居の写真はインスタ映えしますもんね。
大きな鳥居をくぐると、楼門があります。その奥に本殿。千本鳥居へは、ここを少し左奥へと入っていって、階段を登ります。大鳥居から5分くらいで千本鳥居へ。
朝9時30分頃の様子ですが、千本鳥居に行く前の大きめの鳥居が並ぶところですでに行列ができています。写真撮影の順番待ちです。
まだ朝方だと少し人が少ないので、人が切れたところでトイピアノだけの写真を取ろうとすると・・・「あっ!こんなところにピアノがあるで」と言っておばちゃんがトイピアノを触っていきます。
しかも、現在は左右に分かれている鳥居の道は、一方通行らしく、鳥居の上に横断幕で「右側通行」と書いてあって、ちょっと残念な感じになってました。
なんとか粘って、カーブを利用して、人がいないところでトイピアノだけの写真を撮ることができました。9時台で結構並んでいたので、もっと早いといいのかもしれません。
太陽が昇る前に千本鳥居によりみちしてみたことがありますので、また別の機会に記事を書きたいと思います。
ちなみに、鳥居はこの千本鳥居だけでなく、ずっと山の奥まであります。単純に人が入らないように鳥居の写真を撮りたいなら、千本鳥居の奥にある山道を進むといいです。一周してくると1時間くらいかかります。人混みの喧騒から離れたいなら、ぜひ奥地へ!
伏見稲荷では、スズメの串焼きというのが食べられるんだそうです!食べてみようと思っていて、写真撮影ばかり頭にあってすっかり忘れてました。稲の天敵ということで、スズメを食べるんだとか。
かわいそうっていう人もいるでしょうけどね。機会があれば食べてみたいと思います。
伏見稲荷から宇治へアクセス
伏見稲荷に一番近いJR奈良線の「稲荷駅」からそのまま乗っていくと、奈良まで行けますが、途中駅に「宇治駅」があります。平等院などがある宇治によりみちしました。
宇治へのアクセスは、JR奈良線の他に、京阪宇治線があります。京阪本線の「中書島駅」で乗り換えます。
JRの宇治駅と京阪の宇治駅は少し離れています。宇治橋を挟んで、南側にJR、北側に京阪があります。平等院へはJRの方が近く、宇治神社や宇治上神社へは京阪の方が近いです。
今回は、JR宇治駅からよりみちスタート。稲荷駅から宇治駅までは25分ほどの乗車です。
宇治川にかかる宇治橋へ。この橋の向こう側が京阪の宇治駅です。橋の雰囲気も、木を基調にしていて、京都っぽいですね。
橋のたもとには紫式部さんがいらっしゃいました。
新しくなった平等院鳳凰堂へ
宇治橋のあたりから平等院へは参道になっていて、お店が並んでいます。
平等院は、「古都京都の文化財」として世界遺産にも登録されている人気スポット。平安時代の後期に、当時最大の権力者であった藤原頼通が創建しました。もともとこの場所には、父・藤原道長の別荘があったのですが、極楽往生を願う頼通によって仏寺に改められたそうです。1052年に作られたということで、1000年近くもこの土地にあるんですね。
10円硬貨の図柄でもおなじみな平等院鳳凰堂。何年かぶりに平等院鳳凰堂にきました。朱色が鮮やかになってます。
訪れたこの頃、平等院はようやく工事が終わって、内部が公開されました。内部をみるために、行列ができてました。300円で鳳凰堂の中を見学できます。内部も見たかったですが、またのお楽しみにとっておきます。
本当は、もう一つ用事があったんです。昔、平等院にきたときに、ミュージアムショップで出会った、鳳凰堂の鐘のレプリカ。とってもいい音がしてたんです。とってもいいお値段だったんです。だから、心が揺れましたが、諦めたんです。
今回まだその鐘が残ってたら、絶対買っていこうと思ってたんです。ミュージアムショップにいってみると・・・ない。店員さんに聞いてみると・・・製造中止です。
ここでしか売っていなかったものだったんですね。製造中止で手に入れることができませんでした。ピアノのレッスンに来たみんなに、鐘の音を聞かせてあげたかったんです。
残念。再販売されることを切に願ってます!!!!
屋根のあるところから光が差し込む外の庭を眺めると、とっても印象的に目に写りますね。
宇治といえば宇治抹茶。平等院の参道にある「六条庵」で、「お濃茶アイス」をいただきました。濃い!お茶の味で口が満たされます。抹茶の味って、なんだか落ち着きますね。
あまり知られていない世界遺産「宇治上神社」
宇治川には宇治橋の他にも橋がかかっていて、「朝霧橋」を渡って平等院から対岸へ。
朝霧橋を渡ったすぐのところに「宇治神社」があります。階段の向こうに拝殿が見えます。開運や学問の神様です。拝殿の脇から向こうの道に出られます。
その先にあるのが、世界遺産に登録されている「宇治上神社」です。平等院ほどは知られていない神社です。
平等院の鎮守社として長く崇拝をされてきた神社です。醍醐天皇が平等院を訪れた折りに「離宮明神」の神位を与えたそうです。
鳥居をぬけると拝殿が見えてきます。円錐の盛り砂は「清めの砂」と呼ばれています。神様の依り代となるもので、八朔祭に奉納され、1年間神社を清めています。正月などの祭りごとの時には、この砂を撒いてお祓いするそうです。
本殿はこの裏手にありますが、ここでタイムアップ。
神社周辺の道を「うさぎのみち(莵道)」と書いて“うじ”と呼んでいたとか。そのため、かわいいうさぎのおみくじやお守りが用意されています。
富山から始まった、主に日本海を行くよりみち旅もこれで終わり。次はどこへよりみちしようかな。